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「PFASは環境中にとどまるだけでなく、人体や野生動物の体内にも蓄積しやすく、一部の物質は『血中半減期』が数年におよぶことから、長期的な健康への影響が懸念されています。」
学生 学生
博士、前回の「永遠の化学物質」の話の続きなんですけど…今日のニュースで「体内に蓄積する」とか「半減期が数年」とか書いてあって、すごく不安になりました。体内に入ったらどうなるんですか?
うむ、そこがPFAS問題の最も厄介な部分の一つじゃな。私たちが普段口にする食べ物や薬などは、体の中に入っても分解されて、やがて尿や汗と一緒に外へ排出されるのが普通じゃ。
博士 博士
学生 学生
はい、そうですよね。でも、PFASは違うってことですか?
その通りじゃ。PFASは水にも油にも溶けやすい性質を持っているうえに、人間の血液の中にある「タンパク質」とくっつきやすいんじゃよ。そのため、一度体の中に入るとなかなか外に出ていかないんじゃ。
博士 博士
学生 学生
ええっ!ずっと体の中に居座るってことですか?ニュースにあった「血中半減期(けっちゅうはんげんき)」っていうのは何ですか?
「半減期」というのは、体の中に取り込まれた物質の量が『半分に減るまでにかかる時間』のことじゃ。物質によって違うが、代表的なPFASの場合、人間の体内で量が半分になるまでに約3年〜5年ほどかかると言われておる。
博士 博士
学生 学生
半分になるだけで数年!? じゃあ、もし毎日少しずつでもPFASが入ったお水や食べ物を口にしていたら…
そう、排出されるペースよりも、入ってくるペースの方が早くなってしまうじゃろ? 結果として、体の中にどんどん溜まってしまう。これが「蓄積性(ちくせきせい)」の恐ろしさなんじゃ。
博士 博士
学生 学生
なるほど…。微量だからって安心しちゃいけないんですね。だからこそ、国や世界で水質基準を決めて、これ以上体に入れないようにすることが大事なんだ!
よく分かったね。今はこれ以上環境を汚染しないための対策と、すでにある汚染をどう減らしていくかの両方が求められておる。次回は、その「水質基準」について詳しく見ていくとしようかの。
博士 博士