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対象となった井戸9カ所のうち、1カ所で国の指針値の58倍となる1リットル当たり2900ナノグラム(指針値は同50ナノグラム)のPFASを検出した。

引用元:ヤフーニュース 埼玉新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/eabbf291475d75a385206665addae6213e8ee711

学生 学生
博士!埼玉県で国の指針値の58倍もの「PFAS」が検出されたっていうニュースを見ました。しかも、過去の調査では敷地内で864倍も出たって……なんだかすごく怖いんですけど、大丈夫なんですか!?
うむ、熊谷市の事業所周辺でのニュースじゃな。確かに非常に高い数値が出ておって、心配になるのも無理はない。ただ、まずは落ち着いて事実を整理しよう。今回、周辺の井戸を調査したところ、飲み水として使われている井戸はなかったんじゃ。
博士 博士
学生 学生
そうなんですね!それを聞いて少し安心しました。市が提供している水道水自体は安全なんですよね?
その通りじゃ。市の水道水からは基準値を超える値は出ておらず、安全が確認されておる。念のため、市は井戸水を使っている住民に飲用を控えるよう呼びかけ、無料で代わりの水も手配しているそうじゃよ。
博士 博士
学生 学生
対応が早くてよかったです。でも、そもそもどうして防災設備の会社からそんなに大量のPFASが出たんですか?
実はPFASは「泡消火剤」に広く使われていた歴史があるんじゃ。水や油をはじく性質があるため、油火災などを窒息させて消し止めるのに非常に高い効果を発揮したんじゃよ。この事業所でも1974年からPFASを含む泡消火剤を使用しておったそうじゃ。
博士 博士
学生 学生
なるほど、火事を消すための薬剤に入っていたんですね。でも、記事を見ると2016年以降は使っていないって書いてありますよ?10年も前なのに、まだ残っているんですか?
そこがPFASが「フォーエバー・ケミカル(永遠の化学物質)」と呼ばれる所以じゃ。自然界では極めて分解されにくいため、過去に土壌に染み込んだものが、長い年月をかけてじわじわと地下水に溶け出し続けていると考えられるんじゃよ。
博士 博士
学生 学生
だから昔のものが今になって問題になっているんですね……。これからどうなっちゃうんでしょうか。
市はさらに半径500メートル圏内で追加調査を行う方針じゃ。目に見えない地下水の汚染だからこそ、こうして広範囲をしっかり調査し、実態を正確に把握することが何よりも大切なんじゃよ。私たちも、いたずらに怖がるのではなく、自治体の正しい情報を注視していく必要があるな。
博士 博士