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発がん性が指摘されている有機フッ素化合物=PFAS。このPFASをめぐっては、4月から水道事業者に対して水質検査が義務付けられました。<中略>PFASの有害性について考えます。
博士!4月から水道水でPFASの検査が義務化されたっていうニュースを見ました。石川県の地下水からすごく高い濃度のPFASが出たとも書いてあって、毎日飲むお水のことだから不安です…。
そうじゃな。石川県の工場周辺の地下水から、国の指針値の最大約2000倍ものPFAS(PFOSやPFOAなど)が検出されて大きな話題になっておるね。じゃが、まずは落ち着くことじゃ。今回水質基準項目に追加されたのは、健康被害が起きてから対処するのではなく、起きる前に歯止めをかける「予防的な規制」という意味合いが強いんじゃよ。
予防的ってことは、まだ具体的な被害がバンバン出ているわけじゃないんですか?発がん性があるって聞くと、汚染された地下水で育った野菜とかを食べたら、有害物質がずっと体に残っちゃいそうで怖いです。
専門家の見解によれば、そこは過度に恐れる必要はないそうじゃ。例えば、PFASを含んだ地下水で育てたキャベツなどの野菜を調べたデータがあるんじゃが、野菜に残留する量はごくわずかで、我々が心配するようなレベルではなかったそうなんじゃよ。
えっ、そうなんですか。でも、水俣病とかイタイイタイ病みたいに、一度体に入ったらどんどん溜まっていって、公害病になっちゃうイメージが…。
そこが過去の公害病の原因物質との大きな違いなんじゃ。水銀やカドミウムといった重金属と違って、PFASは2〜3年程度は体内にとどまるものの、どんどん体の外へ排出されていくんじゃよ。だから、体の中で濃縮され続けたり、世代を超えて影響が出たりすることは考えにくいとされておる。
なるほど!ちゃんと体の外に出る性質もあるんですね。少し安心しました。じゃあ、ニュースを見てむやみにパニックにならずに、正しい情報を知ることが大切ですね。
その通りじゃ。もちろん、不安に思う住民のために白山市のように血液検査を実施して、実態を詳しく調査する動きもある。大切なのは、国や自治体による今後の調査結果や、科学的な根拠に基づいた情報を冷静に見守っていくことじゃな。
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