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「10年前、全国で最も早く水道水から『PFAS』が検出された沖縄。発生源の調査や取り除く費用の負担で揺れています。母から子へ濃縮されて移行する恐れもあり、妊産婦への血液検査が自主的に行われています。」<引用元>TBS NEWS DIG: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2584122?display=1
博士、今日のニュース見ました!沖縄のPFAS問題、なんだかすごく深刻ですね……。お母さんたちがわざわざ別の水を買ってミルクを作っているなんて。赤ちゃんへの影響があるんですか?
そうじゃな。PFASは自然界で分解されないだけでなく、体内に溜まりやすい「蓄積性」を持っているんじゃ。海外の研究では、母親の血液中のPFASが胎盤を通って胎児に移行し、胎児の血中濃度が母体の約10倍になる可能性も指摘されておる。発育への影響が心配されているからこそ、お母さんたちは不安なんじゃよ。
それは怖いです……。そもそも、なんで沖縄の水道水にそんな物質が入っちゃったんですか?
最も疑われている発生源は、アメリカ軍の基地じゃ。基地の火災訓練などで大量に使われてきた「泡消火剤(あわしょうかざい)」に、PFASが含まれていたんじゃよ。基地周辺の川や地下水から、非常に高い濃度のPFASが検出されておる。
じゃあ、早く基地の中を調べて対策すればいいじゃないですか!
それが簡単にはいかないんじゃ。「日米地位協定」というルールの壁があってな。日本側が「基地の中を調査させてほしい」と頼んでも、アメリカ軍が許可しなければ立ち入ることができないんじゃよ。だから、国は「基地が原因とは断定できない」という態度を崩していないんじゃ。
ええっ、そんな理不尽な!じゃあ、お水はどうやってきれいにしているんですか?
浄水場に「高機能粒状活性炭」という、PFASを吸着して取り除くための巨大なフィルターのようなものを設置しているんじゃ。しかし、このフィルターは定期的に交換が必要で、その費用が年間3.5億円以上もかかる。しかも国は、「基地が原因と確定していないから」という理由で、その交換費用を沖縄県(つまり住民の水道料金)に負担させようとしているんじゃよ。
「汚されたのに私たちが払うのか」って怒るのも当然ですよ!しかもニュースによると、基地の水道水が汚染されてるからって、アメリカ軍が沖縄側に「きれいな水を供給してほしい」って頼んできたとか……。ちょっと信じられません。
まったく皮肉な話じゃな。ちなみに、これは沖縄だけの問題ではないぞ。大阪や岡山など、全国の地下水や河川からも高濃度のPFASが見つかっている。工場や産業廃棄物が原因と見られておる。
全国にも広がっているんですね!日本の水は安全だと思ってたのに……。
日本では最近になってようやく水質基準が「1リットルあたり50ng(ナノグラム)」に定められたが、海外ではもっと厳しい基準(例えば4ngなど)を設けている国も多い。市民の声や調査が国を動かす大きな力になる。私たちも「対岸の火事」と思わず、しっかり関心を持ち続けることが大切じゃな。
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